松井やすよからのメッセージ

「才能教育は生命への音育」~心からの禮節を音に~

松井やすよ音楽を通しての人間教育をと、鈴木鎮一先生が提唱され「0歳からの教育」を1946年から始められたのは、次世代を教育することで 日本は勿論、世界が二度と同じ過ちをおかさないと心に誓われたからだと思います。

私が松本の学生時代 鈴木鎮一先生からバイオリンのレッスンを受けるだけでなく、日々の生活からも多くを学びとることができました。

「愛深ければなすこと多し」

まず人に対してはやさしい、寛大な方でした。自分に対しては非常に厳しい方でした。起きているときは、常に何かをされていまして(著述、絵画、etc.)鈴木先生の二面性のなかに、凝縮された人間に対する愛情とやさしい表面の裏にあるオーラに我々は救われたような気持ちになるのでした。

そして、どんなことにも徹底し、いい加減ということはありえなかったのです。 今も絶えず鈴木先生だったらどうされるか、と問うている私がいます。

鈴木先生は、私たち学生に常におっしゃっていました「 生徒の演奏は先生のつくったものである」と、 そして鈴木先生自身も常に自分を試し研究をしていました。

それが先生のすごさです。

生徒である私が どんな教育の結果かを考えると、その寛大さに涙しそうになるくらいです。

ただ、自分を見つめているときの眼は怖いと感じることが多々ありました。しなければならないことやるべきことを突き詰めていらしたからだと思います。

しかし、先生は人を批判することはほとんどありません。それは、先生がご自分を非常に厳しい目でみていましたので、自分がやっていることすべてを許してはいけないと思っていらっしゃいましたからだと思います。

「愛」もいろいろあります、「いのち」に対して自分がどう対面しているか。先生は「自分がどう生きていくか」と教えてくれたのではないでしょうか。

親も本当に子どもを愛していたら、そうなってほしい方へと向けなければならない。ある姿とあるべき姿です。

指導者、親に少しでも生ぬるいところが出てくると崩れてしまいます。一人一人が、生きる責任、教える責任をもっており、それを、鈴木先生から学ばなければならないのです。愛情が深ければ深いほど身に迫るものがあります。

そうして、私はバイオリンの指導と共に、1990年から、先人の方々の思いと研究を後世に伝えるためにも、楽器を始める前の教育が重要だと考え

12333855_879400032180991_231793084_oSUZUKIのEarly Childhood Education」を

<<マタニティ・0歳からの教室>>としてグループレッスンの形態にし 多くの親子に学んでいただけるようにと10年前に「0~3歳児コース」をはじめました。

2006年に始めたこのコースのプログラムを提供し研究していく中で、マタニティの方から三歳までの親子にもっと特化したもの、そして九つと”つ”のつく年齢までの成長が本当に著しいと現場から感じてきました。

「子供を育てる」ということは、生半可な心や愛情では成り立たないな。思える場面に幾度も出会ってまいりました。

どうやって、この大切な”子育て事業”を 今のお母様となる女性に、お父様となる男性にお伝えしていけばいいのでしょう?!

「親心」は世界共通にどなたもお持ちで一生懸命です。

そこで、ずっと構想していたものを まず形にと「音育Otoiku」を2014年秋に開講したのでした。母親の胎内に宿った生命の子どもの無限の可能性を伸ばすのは、親の大人の作る環境次第なのです。 真・善・美の品格をもった文化人の育成です。

音楽を通して 音を創ることを工夫することで 自分と向き合い 親子で切磋琢磨する毎日の平安な落ち着いた環境の中から 音楽を聴き 心を和ませる余裕を持てたら・・・。

アンサンブルの練習から心を通わせ 相手に合わせる 思いやる 全体の調和を想像し ものを創造する醍醐味を味わうことができたら・・・。

何かがかわってくるのではないか と 私ごときが毎日全身全霊をかけて 研究する日々。

「Every Child CAN !  どの子も育つ 育て方ひとつ」子供の無限の能力の可能性への畏敬をもって 私たちは今だけでなく 100年先を見据えて伝えなければと真摯に思います。

どうぞ本気で子育てをいたしましょう よろしくお願いいたします。

松井やすよ

 

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